Hong Kong Diary

香港情報、国際結婚、その他気になることなど。

大変だったけれどしあわせだった10日間

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某月某日

突然我が家にワンコがやってきました。

まだ目も完全に開いておらず、歩くというよりほふく前進


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主人は留守、友人達がたまたま隣の島にある

我が家の畑の敷地で見つけた野良犬の母子

母犬は産後の肥立ちが悪く、既に瀕死の状態

赤ちゃん1匹は既に亡くなっていたそう

 

という事で、急遽我が家に4匹のBB狗(赤ちゃんワンコ)が。

慌てて犬用粉ミルクとお皿、トイレ、トイレシートを購入

スーパーでバナナの箱を頂戴して来ました。

 

でも飲めない!

この世に生を受けてから、母乳しか飲んでいなかった筈

お皿に出したミルクをどうやって飲めばいいのか分からない子達

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追加で人間の赤ちゃんにお薬をあげる注射型のもの

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それから人間の哺乳瓶を購入

翌日に、猫用哺乳瓶もゲット、1番おチビに使いました。

 

比較的大きめな2匹は上手に吸えたけれど

小さな2匹はなかなか飲めず、あれこれ試して飲めるようになってきました。

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まだまだ下手だけれど、歩けるようにもなってきました。

 

黒白フワフワちゃんもすっかり元気に。

一番おチビも、少しずつ吸う力が強くなってきました。

 

奮闘のかたわら、島でボランティアをしている方にお願いして

里親募集をして頂いていました。

我が家では、数年前に同じく母犬に先立たれた子を迎えたものの

2年前に亡くしてしまった為、まだまだ心の傷いえず。

その時のことを思い出してしまう、と夫婦揃って引き取る事は出来ないと判断したのです。

 

ちょうど、私が日本の病院に向かう日の朝

里親さんや、里親が見つかるまでお預かりするボランティアさん達が

ワンコ達を引き取ってくれるという事で

一緒に船に乗りました。

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ありがたい事に、里親さんもボランティアさんも良くしてくれて

すくすく育っているようです。

 

2匹はボランティアさんがそのまま引き取ってくれることになり、

もう1匹も挙手して下さるご家族と対面と聞き、本当に良かったです。

 

母犬を助けてあげられなかったこと、申し訳なく思いますが、

母犬が子供達を護ってくれたのかしら、なんて。

 

そして、本当にわずかな時間でしたが(しかもワンコ)、

親の気持ちを味合わせて貰いました。

今となっては、ちょっと淋しく感じます。

 

でもこれで良いのだ。

きっと。

 

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出発の日