Hong Kong Diary

香港情報、国際結婚、その他気になることなど。

介護体験は突然に

先日、そろそろ退院だからね。焦らずにね!と

家族達で励ましあった入院中の義父とのビデオ通話

(看護師さんが食事時間などにときどき持たせた携帯を操作してくれました)

 

その翌日、お昼前くらいでしょうか。

「病院から連絡入り今日退院」

というメッセージが家族のグループチャットに入りました。

 

今日中に学校に提出する報告を先ずは片付けて、

それから別の用事先へ向かって、その後は1週間ぶりの買い出しをしよう!

なんて思っていたのですが、予定変更。

退院に際し必要なもの(かつ、島で購入出来るか分からないもの)を求め

義父が病院からフェリー乗り場まで救急隊員さんが送ってくれるというのを待ちました。

 

先におにぎりかじりながら、用事済ませておいて良かった。

判断冴えてました(笑)

 

義父は約3週間の入院中、ずっとベッドにいた為

すっかり体力、筋力が落ち、歩けなくなっていました。

手足が冷え切って、足はパンパンに浮腫んでいます。

そして大きな床擦れが出来ていました。

実家の母にその話をすると、

床擦れ?!病院の管理が良くないわ、と言っていましたが

義父が入院中は香港で最も感染者、入院患者が増え、

医療従事者の皆さんがとてもご苦労されている時期だったので

致し方ないと思いました。

何より、お家に戻って来られました。有難い事です。

 

大きな床擦れについては、一日80ドルで看護師さんが訪問、

傷口を洗ってくれるそうで、しばらく毎日来てくださるそう。

 

さて、島に戻り薬局で購入したのは

おしめ、ベッドに敷くシート、赤ちゃんのお尻拭き。

翌日、乳鉢(薬をすりつぶす)、生理食塩水、カット綿、尿漏れパット、クッションも追加しました。

お風呂用の車椅子もこれから発注するそうです。

そしてYouTubeで介護に関する動画を皆でシェア

夫と私、メイドちゃんは早速役立っています。

 

 

日本の福祉体制が整っているおかげで、父は色々な制度を利用出来ました。

とはいえ、母は約5年、本当によく頑張っていました、

父のおしめの取り替えや諸々を、母は1人でやっていたのだと思うと

私は本当に恵まれていると思いました。

そばに誰かが一緒にいるというのは、気持ちが救われます。

 

約3週間、寝たきりだったので、

素人目でも回復には同じくらいかその倍くらいかかるのではないかと思います。

年齢的に感染前の状態に完全復活出来なかったとしても、

回復までゆっくり時間をかけようね、

自分で立ち上がり、洗面所まで歩けるようになると良いね、と

義父に話しかけています。

 

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島にあるか分からず購入したもの

液体物の凝固剤です。

とろみをつけた飲み物、糊(ペースト)状の食べ物必須の1ヶ月です。

ゆっくりゆっくり回復しようね。